欲求の変化
お金2.0という本を読んだ。
読んで学んだこと、感じたことを書いていく。
現在、以前と比べ物が豊かになり、生活に不自由がなくなりつつある。
昔はマイナスな部分が多く、それをどれだけ良くするかということに焦点が当てられることが多かった。
なので、消費動向としては役に立つものが買われる傾向が多かった。
しかし、現在は物が豊かであり、比較的プラスの状態である。そのような中で、役に立つという観点はなくなり、内面的な価値が重視されるようになった。例えば自分の感情が刺激されたり、興味、関心があるものである。
だから、クラウドファンディングという仕組みも成立するし、投げ銭と呼ばれる消費動向も増えていっているのではないかと思う。
また特に大きな流れとしては、就職する際に給与面だけで企業を決める学生が少なくなり、やりがいや社会的意義を見出す学生が増えてきていることである。
社会起業家が注目されるようになったのも最近のことである。
これらのことから、お金の価値が相対的に下がっているのではないかと思う。
だからこれからは単にお金を稼げる人ではなく、個人の意義や目的を多く与えられる人に価値が見出されるのではないかと思う。
ただ、この価値は見えづらい部分があるので、これらの価値を見える化する仕組みも重要であると考える。