多数優勢、少数劣等

久しぶりの投稿です。

 

今日テレビで化学物質過敏症という病気に関する番組がやっていました。

 

この病気は化学物質の匂いに過敏に反応し、体調不良を起こしてしまう病気です。

 

柔軟剤やインクなどの匂いで体調を崩してしまい、生活を困難にしてしまいます。ほとんどの人が化学物質の匂いがするものを身にまとっているため、人ととの関わりが次第になくなってしまいます。

 

この病気で小学校へ通えなくなってしまった子どももいました。

 

この病気は原因が分からず、対処療法もありません。そして全ての人が突然この病気を発症する可能性があります。

 

問題はこの病気で苦しんでいる人がいるにもかかわらず、環境省厚生労働省は対策は他人任せになっている点です。

 

おそらくこの病気の発症者が多くなれば、対策も早急にとられると思います。しかし現在病気の発症者は多いとは言えません。

 

マジョリティーに対しての対策は進んでいるのに、マイノリティーに対する対策は進んでいない日本。多様性を掲げながら、このような現状は矛盾しているように感じます。

 

せめて、この病気に対する理解だけでも進んでくれればなと思った今日でした。